地球の環境を守る
1、環境の恵沢の享受と継承
2、環境への負荷の少ない、持続的発展が可能な社会の構築
3、国際的協調による地球環境保全の積極的推進
この大きな流れの中で、ポルフは具体的な行動指針として、注目を集める様になってきました。ポルフはもともと、企業、工場革新の為の実践的プログラムとし出現し、企業の生産性向上、環境改善に世界55ケ国で、大きく貢献しております。
ポルフは、20項目の実行指針で成り立っておりますので、環境への対応を項目毎に説明します。
- 4S
- 職制の整流化・目標管理
- 省エネ・省資源の目標管理を徹底し、対策に対しても支援する。
- 小集団活動
- 小集団で日常作業中の省エネ・省資源問題を対策する。
- 中間仕掛かり減少
- 不要在庫を無くし、エネルギーや資源のムダをなくす。
- 段取り替え・迅速化技術
- 不良のない段取り替えで、省エネ・省資源を可能とする。
- 作業改善
- 改善で、生産途中のエネルギーや資源の浪費をなくす。
- 監視作業ゼロ
- ながら(並行) 作業で時間を有効に使いムダを減少させる。
- 職場間のつなぎ
- 機械設備の保全
- 誤動作をなくし、不良追放で省エネ・省資源を進める。
- また、油やエアー漏れによるエネルギーと資源の浪費対策を行う。
- 作業規律
- 長電話をなくす等の身近な対策を実施し、経費の節約を行う。
- 品質保証体制
- 省エネ・省資源の考え方からも不良対策を徹底し、ムダなエネルギーや資源を使わなくする。
- 外注体質強化支援
- 外注先でも省エネ・省資源の意識徹底を改善事例で指導し、対策を実施し材料のムダをなくす。
- 宝の山の案内図
- 宝の山の掘り起こしで時間のムダを対策し、追放する。
- 改善コーナー
- 改善策を自分たちで実施し、小改善を積み重ねることで、エネルギーや資源の浪費をなくす。
- 多能化
- 技術向上で人が起因の不良をなくし省エネ・省資源を図る。
- 工程管理
- 納期確保で余分な物を不要とし、省エネ・省資源を図る。
- 能率管理
- 努力度をグラフで掲示し、省エネ・省資源を活性化する。
- マイコン利用
- 省エネ・省資源
- 他の19項目を推進することで、コスト削減と同時に、省エネ・省資源を達成させる。
- 既存技術、新技術活用も大きな要素。
- 新技術・固有技術
-
省エネ・省資源のノウハウを固有技術として蓄積し、新技術を利用した省エネ・省資源の研究を進める。
一例をあげると、加熱炉の周りにセラミックを貼りつけて、熱が逃げるのを防止する。あるいは、燃焼したガスの廃熱を利用した熱交換器により、燃焼用の二次空気を温めて省エネを図るなどの設備改造がある。
また、省資源においても、材料歩留りの向上を目標として大きく掲げ、廃材を利用して製品を作る工法を立案し、実行に移す。さらに、品質保証体制と相まって、不良低減による歩留りの向上で産業廃棄物を徹底的に減少させるなどがある。
さらには、自分の工場の能力を生かして、工場に合った省エネ・省資源の新技術を開発し、実行に移していくことも重要である。産業廃棄物になる資源の再利用を可能にする新技術の開発と利用が自社の存在価値を高めることになる。
ポルフは、
20項目の改善によりムダを省き、省エネ・省資源を実現させる
有害、有毒の材料の不使用は当然だが、より環境負荷の低い材料を使い、工程を改善することで企業活動が社会貢献であると自信を持って言える企業体を実現する有効な手法である。